NF-1
ニアフィールド・スタジオ・モニター従来のニアフィールドの概念を根底から塗り替える、革新的スピーカー技術を結集。 プロフェッショナル・ニアフィールド・モニターの新定義。
特長
“目に見える原音再生”を実現
“ニアフィールドを謳う数々のコンパクト・モニター。ではミュージシャンやエンジニア達は、本当にこの音で満足しているのか?” このシンプルな疑問が、NF-1誕生のきっかけでした。
そこで私たちは、蓄積された膨大なスピーカー技術のノウハウをもとに、ニアフィールド・モニターが網羅していなければならない性能について改めて検証を行 いました。そして、この性能を全て凌駕するために、究極の振動板“HPダイアフラム”を始め数々の最新技術をNF-1へ完全注入することに成功。
従来のニ アフィールド・モニターでは到底成し得ない、まさに“目に見える原音再生”を実現しました。
比類無き高精度音像を再生、新開発HPダイアフラム
NF-1が備える最大の特長、HPダイアフラム。双曲面と放物面によって構成される3次曲面構造が、従来の振動板では避けられない固有共振 の排除と、高い構造強度によるハイスピードな原音追従性を実現しました。
HPダイアフラムは、16cmウーハーの常識を超越したワイドレンジ再生を可能と し、原音の主成分を一つのウーハーでカバーする能力を備え、パワフルかつタイトな低域を基盤に、超低歪みで正確な音の輪郭を再現します。
新開発振動板材料とUDRタンジェンシャル・エッジ
振動板には、超高弾性カーボン・ファイバーやスーパー繊維PBOを始めとする材料を導入。木材パルプが持つ優れた特性をさらに極限の次元ま で昇華することにより、チタンに迫る伝搬速度とPP材に匹敵する内部損失の融合を実現しています。
また、プッシュプル・ダブルダンパーによる優れた直線性 の確保に加え、UDRタンジェンシャル・エッジにより、従来エッジで発生していた逆共振を排除することで、濁りのない再生を可能にしています。
UFLC振動板採用、ワイドレンジ・ツィーター
次世代を見据えたワイドレンジでありながら、ピーク/ディップのないフラットな特性であること、そして特異なキャラクターを持たず信号レベルの変動によ る音質変化を生まないこと。これらの課題を満たす理想的なソフトドーム・ツィーターを、UFLC振動板の開発により実現しました。
そして、徹底した不要共 振排除の思想に基づき、ツィーターのフレームにも高剛性アルミダイキャスト・フレームを採用しています。
タイムアライメントを追求したエンクロージャー
コンソールトップでの使用を前提にリスニング・ポイントでのタイムアライメントを追求したエンクロージャーは、ウーハーとツィーターを最適 な前後位置にセットすることで理想の位相特性を実現するだけでなく、定位を正確に再現するために、音源を集中させた配置としています。
さらに不要なエンク ロージャーの共振による音の濁りを徹底的に排除するため21mmMDF材を使用。さらにウーハー部には、その強力なパワーを支えるために33mmにも及ぶ 厚みを持たせたフロント・バッフルを採用しています。
HPサウンド・リフレクター内蔵
通常のグラスウールなどの吸音材では難しい理想的な定在波のコントロール。これを可能にするのがHPサウンド・リフレクターです。全周波数にわたり均一に定在波を減衰させることによって、従来では得られなかった躍動感のある低音再生を実現しています。
優れた指向特性
モニター作業中、リスニング・ポイントを移動しても、音色や音場変化を最小限に抑えたい。作業効率の面からも不可欠な要件です。
NF-1 は、HPダイアフラムとUFLCソフトドームの高レベルなマッチングから30o特性において、これまでにない優れた指向特性を獲得しています。
また、あら ゆるスタジオの環境に合わせたスピーカー駆動を実現するために、バイワイアリング対応4端子を採用。そして、各種映像モニターとの近接設置を自在に行える よう防磁設計としています。
仕様
主な仕様
インピーダンス | 8Ω |
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形式 | 2ウェイ・バスレフ型 |
使用ユニット | 160mmHPウーハー(防磁型)、20mmソフトドーム・ツィーター(防磁型) |
再生周波数帯域 | 50Hz〜40kHz |
クロスオーバー周波数 | 10kHz |
出力音圧レベル | 89dB/W(1m) |
入力(プログラム) | 120W |
内容積 | 11L |
外形寸法 | 240(W)×340(H)×274(D) |
質量 | 9.1kg |
※製品の改良・改変などにより変更される場合があります。