GX102

G2000で開発した純マグネシウムHRスコーカーの技術を展開し、アルミニウム合金をHR形状に成形した 振動板を開発しました。

これにより、分割振動による共振が分散でき、高伝搬速度振動板の音質の良さを最 大限に発揮して、高密度で癖のない素直な基音帯域再生を実現しています。
低音再生もエンクロージャーとネットワークとのベストマッチングにより、クラスを越えた能力を保有して おり、アタックが明瞭で厚みのあるベースの演奏をお聞き頂けます。

※HR(HP ROTATION)とは建築構造力学の分野で知られているHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL) 形状を更に改善するために、円周方向に回転を加えたものです。
この形状は、内部応力として剪弾力のみ働き、曲げ応力が働かないので軽量で高剛性の性質がえられると共 に、分割振動による共振を分散しますので、内部損失の少ない金属材料に最適な形状です。

＊2009年1月現在当社調べ

純マグネシウムに次ぐ優れた特性を持つマグネシウム合金を、稜線を持つドーム形状に成型することにより、 ウーハーと同様に分割振動による共振を分散でき、高伝搬速度振動板の音の良さを最大限に発揮します。

女性ボーカルのしっとりとした歌声や、倍音の豊富なバイオリンの響きをお聞き頂けます。

＊2009年1月現在当社調べ

Gシリーズと同じMIDコントローラーを採用しました。
聴覚の最も敏感な帯域付近の1.6kHz〜6kHzを+1dB〜-2dBの範囲で微調することにより、再生環境の変 化や多様な嗜好に適応することができます。
コントローラーを流れる信号はツィーターには流れない回路構成ですので、音質劣化は殆どありません。

ネットワーク部品は空芯コイルと高音質フィルムコンデンサーで構成しています。
特に重要なツィーターの直列コンデンサーには、G2000で開発した銅・銀合金同芯撚り線を引き出し線に 使用した、新開発のフィルムコンデンサーを採用しました。
入力端子は接点損失の少ない銅削り出し金メッキターミナルです。
内部配線には銅・銀合金同芯撚り線を使用し接点は金メッキスリーブによるカシメ接続を行い音質の劣化を 防いでいます。

G2000で開発した音響専用合板は、楠とユーカリを交互に貼り合わせることにより、高強度で振動減衰の 自然な響きの高音質合板です。
バッフルと天地左右をこの高音質合板に、裏板をMDFとし更に各部の板厚を最適化することにより、ユニッ トを強固に保持して明瞭度を高めつつ響きの豊かな音質を実現しています。