T50RPmk3n
RPステレオ・ヘッドホンリファレンス・ヘッドホンとして世界中のスタジオで使用され続ける「RP -Regular Phase- ヘッドホン」の最新バージョン。
特長
T50RPmk3n 構造図
●高耐熱ポリイミドフィルムをベース材に銅箔エッチングを施した、弊社独自のRP振動板を搭載。
T50RPmk3nは、その呼称の通り、通常のダイナミック型ではない“RP”(Regular Phase:全面駆動型)方式の平面振動板を採用しています。従来のダイナミック型のものとは一線を画した、平面振動板ならではのサウンドを更に進化させ、唯一無二の“RPサウンド”を実現しています。
●磁気回路
RP方式の磁気回路の大きな特長として、“上下のマグネットを反発させることで大きな有効磁束密度を得て、その間に振動板を挟みこむ”という点が上げられます。これにより、RP方式の磁気回路は“振動板の振動方向に対して、対称の磁束密度分布を得る”ことが可能となっており、圧倒的なリニアリティーを得る事に成功しています。また、マグネットには“棒状ネオジムマグネットを採用し、より大きな磁束密度を得る事に成功し能率の大幅な向上に成功しています。
●広い再生帯域と優れたトランジェント特性、また3,000mWまでの高い耐入力を実現し、様々な音楽ソースにも余裕を持って対応。
ジグザグ形状のプリンテッド・コイル(ボイスコイルに相当)パターンを採用し、縦方向、横方向の動きが均等である(ぶれがない)ため、特に中高音域の情報量が増し、例えば、ヴォーカルのリアリティーなどが大変優れています。また、プリンテッド・コイル素材に銅箔を採用することで、高耐入力及び、さらなる音質の向上を実現しています。また、ベースとなるフィルム材に採用された高耐熱素材として定評あるポリイミドを使用することにより、プロ用ヘッドホンに不可欠な高耐入力性を獲得しています。
●低反発高級イヤーパッドを採用。ソフトな掛け心地で長時間使用でも快適なモニタリングが可能。
レコーディング、マスタリングなどの長時間のモニタリング作業にもストレスなく対応出来る、低反発ウレタンを使用した高級イヤーパッドを採用。
●使用環境に合わせて使い分け出来る、接続ケーブルを2種類付属。
簡単に着脱可能な片出し式ヘッドホンケーブルを採用。 Φ6.3mmステレオフォーン・ケーブル(3m)に加え、モバイルでの利用にも便利なΦ3.5mmステレオミニフォーン・ケーブル(1.2m)の2種類を付属。
仕様
主な仕様
型式 | セミオープンRPダイナミック型 |
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再生周波数帯域 | 15〜35,000Hz |
インピーダンス | 50Ω |
感度 | 92dB/mW |
最大入力 | 3,000mW |
本体質量 | 約315g(コード含まず) |
付属品(ケーブル長) | Φ6.3mm ステレオフォーン・ケーブル(3m) × 1本 Φ3.5mm ステレオミニフォーン・ケーブル (1.2m)× 1本 |
使用上の注意
ヘッドホン・プラグをジャックに挿し込み90度回転させる際、稀にノイズが発生することがありますが、ロック状態でノイズが発生しない限り問題ではありません。ロック状態でノイズ/音の偏りなどが発生する場合、ヘッドホン・プラグが汚れている可能性があります。乾いた布で拭いてから、ご使用ください。
※ヘッドホンをご使用になる時は、耳を刺激しないよう長時間の使用を控え、適度な音量でご使用ください。
※本製品は欧州RoHS指令に対応しております。